「ただの捻挫」と放置すると、靭帯のゆるみが残って捻挫をくり返す「捻挫グセ」の原因になります。また、捻挫だと思っていたら小さな骨折だった、というケースも少なくありません。受傷直後の正確な診断と適切な固定・リハビリが、後遺症を防ぐ最大のポイントです。
よくみられる症状
- 足首をひねって腫れ・内出血がある
- 体重をかけると痛くて歩きづらい
- 以前ひねった足首を何度もひねってしまう
- 腫れは引いたのに痛みや不安定感が残っている
- くるぶしを押すと強く痛む
考えられる主な原因・病気
- 足関節靭帯損傷(いわゆる捻挫):内返しのひねりで外側の靭帯を痛める
- 剥離骨折:靭帯に引っ張られて骨の一部が剥がれる。捻挫と間違われやすい
- 疲労骨折:ランニングやジャンプのくり返しによる骨のひび
- 腓骨筋腱の損傷・脱臼:外くるぶし後方の痛み
- 軟骨損傷:捻挫のあと長引く痛みの原因になることも
捻挫直後は「RICE処置」と早めの受診を
ひねった直後は、安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)の応急処置が基本です。そのうえで、腫れや痛みが強い場合はレントゲンとエコーで靭帯・骨の状態を確認しましょう。適切な固定期間と段階的なリハビリを行うことで、捻挫グセや将来の関節の不安定性を防げます。
受診の目安
次のような場合は、我慢せずに受診をおすすめします。
- 痛みやしびれが数日たっても良くならない、またはくり返している
- 症状がだんだん強くなっている
- 日常生活・仕事・スポーツに支障が出ている
- 夜間の痛みや、しびれ・脱力をともなっている
上記はあくまで目安です。期間にかかわらず、強い痛みや不安があるときはいつでも受診してください。「この程度で来てよかったのかな」という症状ほど、早めに対処すれば軽く済むことがよくあります。
当院での診療の流れ
- 問診:いつから・どんなときに・どのように痛むのかを丁寧にうかがいます
- 検査:レントゲン・エコーなどで痛みの原因を確認します
- ご説明:検査画像をお見せしながら、原因と治療方針をわかりやすくご説明します
- 治療・リハビリ:お薬・注射・リハビリテーションを症状に合わせて組み合わせます
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